「私たちのスタンス ―吉田さんのコメントをお読みして―」
2004年12月28日(火)
Save the 下北沢 代表 金子賢三


吉田さんが、南口商店街Webサイトの、商店街理事長のページに掲載された「今、シモキタでは…」を拝見しました。 下北沢が抱えている問題点や南口商店街の理事長としてのお立場もよくわかるコメントで、貴重なご意見として拝読させていただきました。

これまで、吉田さんとは直接にお話しする機会も何度かありましたし、理事長としてのお気持ちはお察しします。今回はSave the 下北沢に対しても少々辛口のお言葉をいただきましたので、私も素直な気持ちをWeb上に掲載しようと考えました。直接のメールではなく、このような方法をとらせていただくことを、どうぞご理解ください。

■「しかし、この運動では 『ある一部の視点』 でしかなく、大勢の皆さんには、もっと 『全体的に大きな多面的な視点』 でものを見て貰いたいと思います。
とのコメントについて

私たちが示している54号線を前提としないまちづくりを考え直そうという運動は、確かに54号線を許容しないという部分において「一部の視点」とみえるのかもしれません。しかし、わたしたちの54号線反対という気持ちは「今の下北沢をそのまま保存せよ」とイコールではなく、「今の下北沢の良さを大切に、街をさらに発展させていくための方策を模索しよう」ということだとご理解ください。わたしたちは吉田さんが考えておられる、下北沢の抱える諸問題については54号線を前提とせずに解決できる道があると考えております。
また、私たちは現在毎月一度、都市環境やまちづくりについて真剣に考えている方に講演をお願いし、下北沢の諸問題を解決するための交流会を、下北沢を大好きで集まってきた方たちとともにおこなっています。今後は、吉田さんはじめ、商店街のみなさんにもぜひ足をお運びいただき、下北沢の明るい未来について共に知恵をしぼるようにしたいというのが、私たちの心からの願いです。

■「『駅前広場はどうしても必要』 なのです。そしてその広場へつながる 『アクセス道路 (54号線の一部) もどうしても必要』 なのです。
とのコメントについて

下北沢の街に駅前広場が必要であるという考え方は、Save the 下北沢も同じ考えです。ただし、現在行政が示しているような、バスとタクシーのロータリーがある広場ではなく、下北沢に来てくださるみなさんが、楽しく待ち合わせができるような「人のための広場」がほしいと私たちは考えています。
雨にぬれずに利用できるバスやタクシーの乗り場については、あえて一番混雑する現在の改札口付近に設けるのではなく、小田急と井の頭線のほかの端部4箇所のどこか2ヶ所くらいを確保することで、まちの中心に車を引き入れなくても、便利なアクセスが可能になるいうのが、基本的な考え方です。

■「しかし、国や地方自治体の事業手法には 『諸々の条件のクリアーが必須』 とされており、駅前広場の事業補助を受けるには、その面積・交通処理機能・道路連絡・等々の条件が付帯されており、 『美味しいとこ取り』 (必要な部分だけ)が認められません。
とのコメントについて

行政が示している諸々の条件を軽視すべきではないことは、私もよく理解しているつもりです。ただし、下北沢地区での事業について行政がこれまでに示してきた条件はあまりにも硬直的ですし、一つの方向へと強引に結論を誘導しようとしていることには、大いに疑問があります。
そもそも、法とは人が快適に生きるためのルールであって、法律にしばられてみんなが不幸になるようでは、本末転倒でしょう。私は、行政が示す条件やプランを鵜呑みにすべきではないと思います。そして、専門家の方々の力も借りながら、みんなで知恵を出し合えば、かならず突破口はあるものと信じています。
また、地区計画というものは、本来、地域にすむ住民が地域のルールを自分たちで作れるようにするために考えられたものです。それが行政から一方的に押しつけられようとしている現状は、この地に育った私にとって、実に悲しく、堪えがたいものです。

■「私は、反対運動の皆さんに言いたいのです。 あなた方が日頃、この街の 『環境問題削減の活動』 (ポイ捨て防止・落書き消し・防犯防災活動・などなど) にどの程度積極的に参加しているのでしょうか。本当に街のことを心配して、直接活動に汗を流しているでしょうか。私にはそのようには思えません。
とのコメントについて

私たちは昨年12月にこの会を立ち上げ、5月初めから、毎週土曜日に街頭での署名活動を続けてきました。正直なところ、とても多忙で、吉田さんが私たちの活動に対して今回のように冷ややかな目でごらんになっていらっしゃることにまでは気が回りかねていました。これを機に、もっとしっかりとした意見交換の場を持てるように努力いたしますし、商店街のみなさんにも改めてご指導とご協力をお願いしたいと存じます。
私たちの会への参加者は、現在300人を超え、毎回のイベントにも多数の方々が協力してくれるようになりました。今後は、ご紹介いただいた『環境問題削減の活動』にも前向きに取組ませていただきたいと思いますので、ぜひお誘いください。
私たちは、下北沢を真剣に愛し心配してくれる方たちと、地元で地道な活動を続けてこられた商店街のみなさんが力を合わせ、明るい下北沢の未来をともに考える場ができることを心から望んでいます。

それでは。長文になりましたこと、お許しください。

 

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