金子:ところで僕が、曽我部さんに是非力になって欲しいのは、この問題を多くのみなさんに伝えることです。
曽我部:そうですね〜。
金子:署名初めて2年弱で、今1万3000とかそのくらいでしょ。
大した数ではあるんだけど、下北沢駅の利用者が日々13万とかいることを考えると、僕はこの問題はまだまだ知られてないと思っています。
曽我部:いやほとんど知られてないですよね。

金子:シモキタに大規模道路をつくるという話を聞いて「ちょっと待ってくれよ!」と思う人は決して少なくないはず。
そういう意味では署名は少なくとも10万は軽く超えなければと思ってます。
でも本当の話、下北沢で商売している人でもまだまだこの問題について知らない人が多くて。
小田急の地下化工事が始まったのを見て、54号の工事が始まったのだと思っている人も多いです。
そんなわけで、もっと街の人に正確な情報をお知らせしようと「かわらばん」の配布をはじめたんです【※図7】。
それでもまだ「え、うちがつぶれるの?」って計画道路に全然関係ない場所で驚いているお店のおねーちゃんとかいますけどね。
曽我部:はははっ(笑)。毎日忙しいからなかなか考えてられないのもありそうだよね。あと「ああ、そうなの」っていう冷めた反応もあるよね。

金子:レディジェーンとかは、もう次の契約更新はないって宣言されたらしいし、シェルターとかは、いままですごく高かった賃料を下げるって言い出してるんだって。
それって権利が発生するのをなるべく少なく抑えようってことでしょ。
だから相当リアルなところまで話は来ているんです。
曽我部:ディスクユニオンは大丈夫?
金子:ディスクユニオンは茶沢通りの拡幅の対象ですよね。
入り口の新譜コーナーとか、曽我部さんのコーナーがよく作られているところとか無くなっちゃうかも。
曽我部:そりゃまずいよ〜。
金子:シモキタってすごくほんわかとしてるから、そういうリアリティをもつのってむずかしいなと感じてます。のんびりした街だけに切迫感を感じるのはむずかしいなぁと。
結局は行政の計画よりも良いビジョンを描くしかないんでしょうね。

曽我部:さっきのレルネルさんのような、なかば強引だけどセンスの良いリーダーがいればいいんだけどね。
だけどそういうセンスをもってでてくるリーダーなんていないじゃないですか。
そういう人がいなければ、みんなでちょこちょこ話し合って、ああいうのがいいとか、こういうのがいいとかで、街が変わって良くのがいいと思いますね。
金子:やっぱりみんなで話し合って決めることを大切にしたいですね。
曽我部:それでは、ぜひ野外音楽堂はアリってことで。(一同笑い)
金子:はい。ではロータリーはなしってことでいきましょう。
(収録日:2005年10月13日)