
「下北沢のために少しでも役に立てたらと思い、短編映画を作りました。気に入ってもらえたら嬉しいけど・・・。」
そんなメールが、ある日、サンフランシスコから私たちのもとに届きました。映画を撮ったのはイマニュエル・マーティンさん。大好きな下北沢の危機を知って、「何か力になれたら」と映画を撮られたそうです。小さいブリキのロボットが、下北沢を守るために世界に向けてSOSを発信するというストーリー。はたしてSOSは誰かに届くのか!? 下北沢を訪れたイマニュエル・マーティン監督にインタヴューしました。
収録日:2006年1月18日
イマニュエル・マーティン:サンフランシスコのベイエリア在住。独立系映画製作者。これまで多くの映画の台本を手がけ、監督をするとともに、多くの製作に関わってきた。代表作は、メキシコ系移民が見たアメリカ社会を描いた短編作品『DIEZ』。
マーティン監督:かれこれ一年くらい経つのかな。僕はそれ以前にも下北沢を訪れたことがあって、そのときに友人から、下北沢には再開発計画があり、その見直しを求める活動をやってる人たちがいると聞いたんです。だけどその時点ではこの問題についてよく分かってたわけじゃなくて「こんなにいい街なのに、残念だな」という気持ちでした。

僕は日本によく来るんだけど、訪れるたびに古い建物や近隣の街並みといったものがなくなっていくのを感じていて。そのことをなんとなく寂しく感じていたんだけど、自分にはなす術がないようにも思ってました。そんなとき、2005年の夏に”Save the 下北沢”のウェブサイトの存在を知ったおかげで、この活動についてもっとよく知るようになりました。日本で短編映画を撮りたいと思っていたこともあって、これはちょうど良い機会かな、自分が映画を撮ることで何らかの貢献になるかなと考えました。