「歩行者優先の発想を」
北沢地域整備方針について意見させていただきます。
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(1)において、「歩行者、車、自転車の交通環境について、それぞれの特性に即したネットワークの構築と質的向上を図る。」とありますが、この“歩行者、車、自転
車”という言葉の順番は日本語として不自然です。元々“車、自転車”とあったところに、区民から出た意見の“歩行者”を足した結果だと思いますが、その意見には歩行者優先という発想が含まれていることは明らかです。単に言葉を加えるのではなく、
区民から出た発想をくみあげるならば、当然“歩行者、自転車、車”という順番になるべきでしょう。
この件に関しては、今回10月30日の説明会において質問したところ、「特に自転車の対策を後回しにするという意図ではない」という回答をいただいております。それならばなおさら、区民の意見を反映した“歩行者優先の方針”をきちんと反映させるべきではないでしょうか。
●2−1 13ページ
北沢地域の街づくりの主要な目標では、街づくりのテーマとして(4)きめの細かい修復的な街づくりを基本とすることにおいて、「抜本的な都市改造を目指すことは、
多くの年月と困難を伴う。また、都市整備上の課題が解決できる反面、その地域の時 間的な積み重ねによる街の形成過程や記憶などの大切な環境を失う危険性がある」と
うたっています。
けれども、2−3地域の骨格プランにおいて、現在世田谷区が進めている地域交通ネッ トワーク軸の(イ.補助54号線)については、現状の地形・街並みへの配慮や、きめの細かい修復的な街づくりの精神が全く感じられません。
●3−1 30ページ
北沢地域の市街地整備の方針(8)商業拠点形成地区において、下北沢の駅周辺地区は地域住民の合意形成をはかりながら進めるとされております。現在計画が進んでいる補助54号線、区画街路10号線を含む街づくり計画も、街づくり協議会等の自由な市民参加を保証する継続的な場をすみやかに設け、再検討を計る必要があると考えます。
●3−2道路・交通体系の整備方針 34ページ
(1)幹線系道路(幹線道路、地区幹線道路)
「北沢地域は、鉄道網の面では大変便利であるものの、車社会である現代の自動車利用を支える道路については整備が遅れ、ネットワークが組めない状況にあるため、完成部分に負担が集中する傾向が見られる。したがって、幹線系道路の建設および環境整備を進めることは急務であり、国、都等と共にそれぞれの役割分担に応じて積極的にこれを進めるものとする」とあります。
けれども、世田谷区は完成部分に負担が集中する傾向を数値的に裏付ける、きめの細かい交通量調査さえおこなっておりません。
またCO2削減などが義務付けられ、環境にやさしい都市づくりが求められている昨今において、いまさら車社会をさらに促進するような新規幹線道路をつくり、新たに街のスクラップアンドビルドを主体の再開発をすることには、大きな疑問を感じます。
鉄道網の便利さが既存条件としてあるのならば、それを生かし、車に頼らない街づくりを目標とするべきではないでしょうか。
● 今後10年間の都市整備方針の見直しをおこなうにあたり、なるべく車に頼
らずに生活できる街をどのようにつくるかということを中心課題に据えていた
だき、「車社会である現代の自動車利用を支える道路についての整備」などを
めざすことのないように、都市整備方針の書き換えをお願いします。
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